副葬品とは?入れて良いもの、いけないものを紹介!
「副葬品」って何? 入れて良いもの、ダメなものは何があるの?
今回はこういった疑問に答えます。
お葬式で棺の中に入れるもののことを「副葬品」と呼びますが、あまり馴染みのない言葉だと感じませんか?
一般的に思い出の品々などを入れているようですが、実際のところ何を入れて良いのか気になりますよね。
そんな副葬品について気になっているあなたに向けて、詳しく解説をしていきます。
副葬品とは
副葬品とは、納棺の際に故人と一緒に棺の中にいれる品々のことを指します。
故人を棺の納める納棺の儀や、出棺前のお別れの儀などで、手紙や折り鶴、お菓子などを入れます。
愛用していた服や、趣味に関するものなどを、故人へ想いを込めて入れます。
副葬品の歴史
副葬品はもともと、故人と一緒に「埋葬」されるもののことを指しました。
死後の世界での生活に役立ててもらうために入れたり、故人の復活への願いなどが込められたりしていました。
権力者の場合は、力を誇示するような武具や馬具、地位を示すような財宝などが一緒に埋葬されていました。
ですが、現在の日本では火葬が主流のため、副葬品とは棺の中に入れて遺体とともに火葬するものを指します。
副葬品として入れて良いもの
日本では遺体は火葬されるため、燃えるものでなければなりません。
主に以下のような副葬品が納められています。
- 手紙
- 折り鶴
- お菓子
- お気に入りの服
- 故人の趣味のもの
詳しくは以下の記事でオススメを厳選して紹介しています。
副葬品として入れてはダメなもの
反対に入れてはいけないものは、以下の通りです。
- プラスチック、ビニール製品
- 金属類
- ガラス製品
- カーボン製品
- 分厚い本
- 水分を多く含んだもの
- 眼鏡
- お札
- 革製品
- 大きなぬいぐるみ
などです。
順番に理由を解説します。
プラスチック、ビニール製品
プラスチックやビニール製品は燃やすと有害な物質を発生させます。
環境に悪いのはもちろん、ご遺骨にも悪影響を及ぼす可能性があるので避けましょう。
ビニール包装に入ったお菓子などは、紙製の包装に移し替えるように。
金属類
金属類は燃えにくく、遺骨を汚してしまう可能性があります。
火葬炉の故障の原因にもなるので、絶対にやめましょう。
ガラス製品
ガラス製品も、金属類と同様の理由で入れてはいけません。
どうしても入れたい場合は、木製の製品で代用するなどを検討しましょう。
分厚い本
本は可燃ではありますが、分厚い本は燃えきらないことがあります。
一部のページだけ切り取るなどして、燃えやすい状態で入れましょう。
水分を多く含んだもの
本と同様に、水分を多く含んだものは、可燃であっても燃え残ってしまう可能性があります。
入れてよいかどうかの判断は、葬儀社に確認をとったほうが良いでしょう。
眼鏡
故人が愛用していた眼鏡は入れたいと思いますよね。
しかし、眼鏡には金属やガラスが使われています。
どうしても入れたい場合は、当店のオンラインストアで木製メガネを販売しておりますので、こちらをご検討ください。
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お札
お金を燃やすことは法律で禁じられています。
よって、お札のように燃えるものであっても入れてはいけません。
革製品
革製品も燃え残りやすいため、入れてはいけません。
大きなぬいぐるみ
故人が大切にしていたぬいぐるみは一緒に入れたいと思いますよね。
しかし、大きさや材質によっては燃え残ってしまうことも。
葬儀社に相談したほうが良いでしょう。
副葬品を納めるタイミング
副葬品を用意したとして、いつ入れればよいのでしょうか。
基本的には副葬品を入れるタイミングは、出棺までは自由に可能です。
火葬場によっては、火葬場に到着してからも副葬品を入れることができますが、事前に葬儀社に確認しておいた方が良いでしょう。
副葬品を入れるのに、最も適しているのは以下のタイミングになります。
- 納棺の儀式のとき
- 出棺の前のお花入れをするとき
順番に解説していきます。
納棺の儀式のとき
納棺の儀式では、故人に死装束を着せ終わった後に、遺体を棺に納めます。
この遺体を棺に納めるタイミングで、一緒に副葬品も納めましょう。
出棺の前のお花入れをするとき
火葬場まで遺体を運ぶことを出棺といいます。
その直前のお花を納めるタイミングで副葬品を入れるのも適しています。
副葬品を選ぶときの注意点
副葬品を選ぶ際の注意点は以下の通りです。
- 事前に確認が必要なものがある
- 多く入れすぎないようにする
順番に解説していきます。
事前に確認が必要なものがある
故人が生前にペースメーカーを入れていた場合、ペースメーカーが火葬中に破裂して事故に繋がる可能性があるので、事前に葬儀社や火葬場に相談しておきましょう。
多く入れすぎないようにする
燃やせるものであっても、大きなぬいぐるみや多量の飲食物などを入れるのは控えるようにしましょう。
もし棺に入れてよいものか迷ったら、必ず葬儀社に確認をするように。
まとめ
今回は副葬品について解説してきました。
入れて良いもの、ダメなものを紹介しましたが、基本的には以下の要点を押さえていれば問題ありません。
- 燃えるものを用意する
- 環境に悪影響を及ぼすものは入れない
- 法律で禁止されているものは入れない(お金など)
- 大量に入れすぎない
もし、どうしてもゴルフクラブや釣り竿といった、故人の趣味のものを入れたい場合は、木製の製品で代用しましょう。
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